オレサマ人生珍道中

日々の出来事備忘録、趣味についてツラツラ書き連ねております。

ラーメン英二

ラーメン英二 2015/02/07 12:25
東京都府中市晴見町3-1-5

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オレサマ:ラーメン(野菜、アブラ少なめ・ニンニク・玉ねぎ)¥680
オクサマ:ミニ汁なし(フライ・海苔)¥730

今回は初のチャレンジ、正統派J系インスパイア店。
正直、J系は興味こそあったものの、その呪文の様な注文スタイルに恐れをなし、
近づく事もままならなかった。事実直系の店舗は未だに無理である。
とはいえ、こってりといえばJ系か家系を想像しやすく、
オレサマの胃袋がそちら方面を望んでいる状況なので、ここは一発、
人生経験と思い、奥さんを少しだけ説得して、意を決して望んでみることにした。

場所は府中のはずれ。近隣に駐車場は1カ所のみ。
店舗の交差点のはす向かいだったが、これが停めづらい…。
この段階で11:45くらい。向いの店舗を望むとかなり並んでいる。ハァ…。
しかたなく列に並ぶ。ここからやけに進みが遅い。
J系ってこんな感じなのかな?

なんやかんやで店内に入れたのは10分ほど経ってからだろうか。
そこで食札を券売機で購入…と思ったが、ここでいきなり第一の関門。
奥さんは汁なしにしたのだが、汁なしを購入する場合、
まず通常のラーメンの札を購入し、その後に汁なし¥100を重ねて購入する。
らしいのだが、そんな事知る由もない二人は汁なしの札のみ購入。
店員さんに指摘されそそくさとラーメンの札を購入。
回りの目線はジロリアン…。お粗末。

お店は思ったより清潔だ。掃除は行き届いているようだ。
席数はL字カウンターで10席程度。中待ち用の椅子が置いてあり、狭くはない。
ただし店のドアは開放なので寒い。夏はもっと厳しそうだ。

店主に促され席に付き(これも呼ばれるまで待つんでしょ?)、更に5分程度待って、
やって参りました。
J系のメインイベント、トッピングの「コール」ってヤツです。
店舗に入ってから何度も頭で予習した通り、
「ヤサイアブラスクナメニンニクタマネギ」とジュゲムジュゲムさせていただく。
「アブラスクナメフライノリ」とは奥さんの呪文。こいつ…できる!

そして配膳された丼は一般的J系と遜色のないもの。
これが噂のラーメンか…ぶっちゃけ奇麗ではない。
奥さんの汁なしはもっと酷かったけど。

とりあえずはスープを一口…

あれ?
想像以上にスッキリした味わい。
塩加減は濃いめながらも、覚悟していたよりずっと飲みやすい。
クタクタに豚骨を煮込んで取ったダシに鶏、魚介、そして化学調味料と、
それこそ何味なのかよく分からない複雑極まりない味。
でも悪くはない、というか美味しい。

続いて麺を…と思ったが、野菜が邪魔をしてたどり着けない。
少し野菜を片付けて早速啜ってみよう、と思ったが、今度は太すぎて
穿り返すように引っ張りだして、ようやく一啜り…。
うむ、知識として知っていたが、J系の麺は「オーション」と呼ばれる
通常であればパンなどに使われる強力粉でできているらしい。
強力粉、の響きに負けない半端ではないコシを感じる。
太さもエラいことになってる。
まぁ、マズくはないけどあんまりなじめないなぁ…。
しかも必要以上に縮れていて、喰いにくいことこの上ない。
喉越しも良いわけでもなく、とにかく啜るのに難儀する麺だ。
とはいえ、全体的にかなり美味い。このスープには少なくとも
マッチしているんだと思われる。人気店だしね。
そして、最も驚いたのがチャーシュー。
観ただけでゲップが出そうな分厚い豚だが、箸でホロホロと崩れるほど、
じっくり煮込まれている。一口喰ってまたビックリ。
トロトロの油タップリかと思ったが、予想に反して油分を削れるだけ
削ったスッキリした味わい。本当に驚くほど美味かった。

必要以上に入っているキャベツとモヤシも、このスープを受けるのであれば
そこそこ適量なんだなと妙に感心した。

更に別な意味でビックリしたのはニンニクの辛さ。
スープに混ぜないと結構厳しい感じ。

オレサマも奥さんもアブラは少なめでオーダーしたが、
他人の丼をみると脂肪の固まりがゴロゴロ入ってて、
改めて少なめでよかったと胸を撫で下ろした。

とはいえ、最後まで食べ進めると、スープの中にいろんな成分が漂っていて、
掬って飲む気には慣れなかった。そもそもしょっぱ過ぎて飲めないけど。

奥さんの汁なしは韓国海苔とフライドガーリックがふんだんに盛りつけられており、
相当コクがでていて確かに美味かったが、
如何せんラーメンよりももっと塩辛かった。
こんなん連続で喰ってたら糖尿まっしぐらだな…。

総じて、想像以上に食べやすく、しかもそこまでコッテリでもなく、
適度に最後まで食べられる工夫があるのかな?という感じ。
いつでも食べたい味ではなかったものの、たまに食べたくなるのは
分からんでもない。でもしばらくは行かなくて良いかな…。

総合で80点。
いい意味で肩すかしをくった感じか。
気が向いたらまた来てもいいかも。上から目線で申し訳ないが。
ただし豚だけは別物。秀逸の逸品だった。
恐らく夏季限定と思われるつけ麺は食べてみたいかも。