オレサマ人生珍道中

日々の出来事備忘録、趣味についてツラツラ書き連ねております。

190418備忘録

はてさて…いやいや、この出だしではない。

いや、特にブログ的出囃子を決めているワケではないが…。
 
てなワケでオレサマリーマンの独り言である。
 
先日、モンハンの記事でも愚痴った通り、会社が親会社に吸収・ホールディングス化され事実上消滅してしまった。それに伴い大幅な組織改革がなされ、人事もやたらめったら異動が発生。なんせ社員数が約400人から900人弱まで膨れ上がったのだからそりゃ大変である。
ご多分に漏れずオレサマリーマンもこの大波にさらわれるが如く人事異動の御触れがあり、今までの業務から完全に一線を画す作業をする本部へとヒラヒラ飛ばされたようである。
 
もう現場作業はできない…はずだ。
 
ある意味、現場作業って一言でくくれない多様性を持った言葉であるが、元々の作業内容からすると、オレサマの現場とは「デザイン制作全般の現場」になる。オレサマ主に平面グラフィックのプロデューサーというポジションであった。
 
もちろん作業は多岐に渡っている。
 
読む必要もないが…ある程度大きなプロジェクトだった場合…
まずアートディレクター(AD)、コピーライター(CW)、デザイナー(D)をスタッフィングをしてオリエン内容を確認し、企画を練って制作現場にトス、撮影がある場合は金額をアロケーションし営業と鋭意交渉、カメラマンをADとセレクトし交渉、モデル撮影の場合はキャスティングコーディネーターに打診しオーディション設定、ヘアメイク、スタイリストをアサイン、これも場合によって建込みが必要な場合は所謂大道具屋さん、プロップスタイリストと言われる職業の方にお願いしイメージ作成、スタジオ予約、弁当手配、クランクアップの際の花束の手配。照明機材をどこにレンタルするか確認して機材屋さんと金額交渉、そして諸々を網羅したスケジュール管理etc…。
デザインが決まれば撮影のロケハンに飛び諸々調整、スタジオに事前に入って建て込み立会、撮影前々日くらいにはライティングチェックのためスタンドインを入れて構図及びライティング決定。撮影後にはレタッチの手配、レタッチ会社の設定、金額交渉、場合によって3DCGが発生する場合はまた別途CG屋さんと交渉。全て完了し入稿できる手前に印刷会社を選定、金額交渉、スケジュール調整、色校正の日程設定、これも場合によって納品の梱包形態を事前に確認しダミー制作、納品シュミレーション等等。請求ができるまでには気づいたら2.3カ月経ってました、なんてこともザラだった。更にヘタに知識がついてしまったムービーなんかも進行できちゃうのでWEB用短編動画レベルであれば一人でこなすこともしばしば…。だけどMAの編集室に入るのは嫌いではない。
※ちなみにタレント撮影だった場合はもっと過酷な状況におかれる場合が多い。なのでタレント撮影は大嫌いである。
 
そんなことを常日頃業務として進行していたオレサマリーマン。上記のような大きなプロジェクトだった場合は総勢3・40人の人手がかかっていたりする。もっとかな?こういった業務をコントロールし、想定よりも高額の金額を請求できたら達成感も非常に高かったりする。
 
なにより撮影現場をオレサマが取り仕切っている、という一種の高揚感はあった。
 
「本番!」という声がかかった時のシビレるようなあの感覚…。
 
そんな慌ただしい生活はもう送る必要がない。
なんなら関わっている案件のビジュアルすら分からないまま、見積りを営業に回す場合だってある。
 
ヒマだ。
 
部署として課せられているノルマなんてないし、なんなら達成予算なんてのもない完全内勤非生産部門所属オレサマリーマン。
来る日も来る日も会社オリジナルの売上管理アプリとにらめっこの日々。
 
ヒマだ。
 
そもそも、管理アプリの利用なんて、所謂「プロジェクト」が立ち上がってメディア担当の系列会社から某著名プラットフォームサービスアプリケーションに起案が入って初めて起動させる手順である。
 
と、いう事はどういう事か…。
つまり毎日起案することなんかない、てことである。
 
自分の担当営業が毎日起案するほど仕事取ってくるはずもなく、3日に1件2件入力できれば数が多い方である。
入力なんて時間がかかってもせいぜい15分。仮に1日1件起案するとしても稼動時間が15分。これが終わったら個人的KPIのために、作成したエクセルのフォーマットに事項を記載して終了。トータル30分とかからない。
 
ヒマだ…。
 
つーかこんなんで給料もらっていいのでしょうか?
 
ちなみにこの管理アプリはアプリって言うのかな?これは…。
ブラウザ上で操作する管理アプリだが、如何せん設計が古過ぎて困る。なんせ、ブラウザの「戻る」ボタン押すとログイン画面まで戻ってしまう旧態依然の仕様である。
「あれ?これは懐かしのWidows95ではあるまいか?!」と見紛うほどの古くさいインターフェイス。グレーのベースカラーにこれみよがしのボタンがついた、見た目も使い勝手もユーザビリティの「ユ」の字も考えられていないソフトだ。
設計が古いからデータベースの吸い上げができない、なので担当さんがまさかの毎月手作業でデータエクスポートして、やっとこさ自社イントラにインポートしないと閲覧できない有様。
上記の通り完全にスタンドアローンなのでプラットフォームアプリとの連動も皆無。逆にプラットフォームアプリは名が知れているだけに有能で、このアプリの記述を勝手に吸い上げてデータベース化していて個人的にビックリ。さらには現在のジョブのステータスをスタッフまでメールで飛ばせるという驚きの機能も備えている。
 
あれ?
今ってこれが普通なのかしら?
なんてトレンディw
 
オレサマこの古めかしいう○こみたいなソフトを約11年も使ってるから完全に使いこなしているけど、なんの自慢にもならない。
 
いや、まぁ、なんでも良いんだけど。
 
ヒマだ…。
 
月末月初だけ火を噴くが如く忙しくなるが…。
 
ヒマだ…。
 
魂が抜ける。
 
月末月初は非常にバタつくが、なんだか
「あぁ、オレは生きてるな〜。」
という謎の充足感に満たされる。なんという錯覚であろうか。脳内麻薬の分泌がおかしな方向に向かってしまっている。
 
今日現在、凡そ会社が統合されて3カ月半、上記業務が本格稼動してから2ヵ月ちょっと過ぎようとしているが、今もって飼い殺しの状態だ。回りの環境を確認すると、やはり制作は毎日ケツに火がついた状態でてんやわんや。話しかける事ももはや不可能に近い、まさに殺伐とした現場がそこにはある。そして自分のデスクに戻る。
「そうか〜、桜はもう散ったか…。」
 
うぅむ、これは…まさかの…
 
窓際なんでは…。
 
オレサマリーマン、まさかの…干されてるの?
 
しかしながらこんなぬるま湯にどっぷり浸かってしまった日にゃぁ、上で書いた撮影関連の仕事が入ってきたとして全くヤル気が出なそうな…。どうしよう…。
 
なぁんて思っていたが、先日、本部長との面談があり、どうやら制作のプロデューサーが全く足りず、かといってオレサマを単純にプロデューサーに戻すこと自体は早計との判断だそうで。
 
つまりどういうことか?
 
ここだけ急に冷静な判断で若干ビックリしたのだが、プロデューサーは育成していかなければ今後の継承にも影響するので、一旦、育成枠を抜粋してその教育担当になってくれないか?なぁんていう打診があった。
 
すんごく良い話。
それ自体は速攻で了承した。
さすがデキル本部長!オレより年下だけど。
深謀が利くなぁ…感服しました!
 
 
…て、
 
待てよ。
 
と言う事は結果としてまたあの熾烈な現場やりなさいってことじゃないか?
 
うぅむ…。
若干イヤだ。
 
隣の畑は青く見えるけど、いざ抜けるとなると恋しく思う。
お前は田沼意次の落首か!
 
ということで本日の一句。
「たまにはヒマもいいかもね。」
 
結果、内容はグダグダな記事でした。
ま、自分語りなんで…。
 
そんなオレサマリーマンの就業戦線は異常なく続くのであった。